韓国の5人組グループ・NewJeansが26、27日に東京ドームにて初の単独来日公演「NewJeans Fan Meeting ‘Bunnies Camp 2024 Tokyo Dome’」を行った。
2022年のデビューから、世界でも一躍ブレイクを果たしたNewJeans。日本では、海外アーティスト史上最速となるデビュー1年11ケ月での東京ドーム単独公演を実現させた。
満員の会場には2日間で9万1200人を動員。なぜ彼女たちは瞬く間に人気となり、大きな現象を生み出しているのか。26日のステージを観て感じたのは、その魅力の真髄が音楽そのものにあるということ。洗練されたクラブ・ミュージックのビートに加え、透明感ある歌声、スタイリッシュなパフォーマンスにも惹(ひ)きつけられた。
ライブは、グループの楽曲の多くを手掛ける韓国のプロデューサー250(イオゴン)のDJからスタート。大歓声に迎えられて5人が登場した。
キュートなダンスを見せる「Attention」から、「Hype Boy」や「Cool With You」など人気曲を次々と披露した。
「King Gnu」の新井和輝(ベース)など若い実力派ミュージシャンを揃えたバンド編成によるしなやかで躍動感ある演奏が、パフォーマンスをしっかりと支える。韓国語、日本語、英語を織り交ぜて喋(しゃべ)るメンバーたちの自然体な佇(たたず)まいも印象的だった。
大きな話題を呼んだNewJeansの東京ドームでの公演について、音楽ジャーナリストの柴那典さんのレポートをお届けします。
それぞれのソロではJ-PO…